
私の好きな本屋で、銀座3丁目の交差点にある「教文館」という本屋さんがあります。1F2Fは普通の本屋さんなのですが
3階がキリスト教関連の専門の本屋になってあり、その上のフロアはそれに関連するフロアという構成。
本当に良く行きます。
ハードスペック系の専門書もゴロゴロとあるから気に入っているのですが、
子供向けの絵本も充実しています。 上記の絵本は・・旧約聖書の「ヨナ記」をそのまま絵本にしたものです。
大人でも楽しめ内容です。
ヨナ記のあらすじをカンタンに書くと
異邦人(時代はユダヤ教以外は全て異邦人)のニネベの民が住む港町を神様が滅ぼそう!と思っていた。
宣教師として、ヨナ(=鳩という意味)を送ったのですが・・ビビリモノと怠けもので、怖い異邦人たちの前から逃げ出し
神様から逃げ出してしまった。
神様のいかりを買ったヨナが、海に投げ込まれてクジラ(聖書ではクジラとは書いていませんが)飲み込まれて
三日三晩、クジラの腹の中で過ごして 改心してから陸地にまた戻される物語。
そして、ヨナは、怖い異邦人たちに「ここは神様が滅ぼそうとしているぞぉ」と言ったら・・
怖い異邦人たちが、すっかり改心して神様を信じたので、神様はバビロンの街のようにこの街を滅ぼすことをやめた話です。
さて・・ヨナは人間ですから
三日三晩、生きていた訳ではなく、一度 死んでから復活したということが大事であり、「3日」「復活」とキーワードがあること。
ヨナ記は、イエスの時代のはるか前の時代・・キリスト教の元になるユダヤ教の話ですね。
キリストも十字架に上で死んで、「3日」後に「復活」して40日間、弟子たちと過ごした教えを説いた後に天に帰ることになります。
私がイスラエル聖地旅行をした時も、テルアビブ空港に降りて まっさきに行った街も、このヨナの街「ヤッファー」でした。
地中海に面しており、綺麗な街。ゴミがあまりオチていない・・・。そしていたるところでクジラのお土産が売っています。
私は、この街が大好きです。 ヨナの街。
地図を載せておきました。 神様に滅ぼされたバビロン、そして 間一髪免れたニネベの街とニネベの民。
私がいいたい結論は、最後に書いています。不妊治療をして今頑張っているあなたに送ります。
そして、いつか子供を授かった時には、色々な絵本を操り人形(ピノキオ)を作ったゼベットおじいさんのように絵本を読んであげる
優しいあなたでしょうから・・ 絵本のチョイスの一例として話しました。
それとピノキオを物語が大好きな映画監督がいます。スティーブン・スピルバーグ監督です。
元気を失ってしょんぼりしている方にエールを送ってくれています。
クジラに飲み込まれて もう終わりだと思っている方たちへ!




『僕の初期の頃の作品の一つである
「未知との遭遇」では、冒頭の方で家族で何の映画を観にゆこうか話し合う場面
が出てくるのだけど、主人公である一家の父ロイは、間髪入れずに
「ピノキオにしょう。子供の頃に観たピノキオが素晴らしくて忘れられないんだ」という
セリフを入れたんだ。
また、エンディングには主題歌「星に願いを」を流したんだんだ。
僕がどれほど、ピノキオに影響を受けたのか?わかるだろう。』
by スティーブン・スピルバーグ
心から願う その気持ちは きっと叶うんだよ
「They have the power to make a dream come true.」
ウォルト・ディズニー
ビリー・ジョエルが歌う・・
星に願いを~When You Wish Upon a Star~日本語詞付き
本題です。
くじらのことをいいたかったんです。 クジラに飲み込まれることは怖いかも知れませんが・・
それが、ヨナが宣教師として生き返ったように、また ピノキオが人間として生き返ったように
今 目の前にある不安という大きなクジラにあまり敏感になりすぎないことがいいと思います。
治療はツライですが出口はあります。
ヨナには、「ヨナ時間」という不遇の時間があり
ピノキオには、「ピノキオ時間」という不遇の時代があったように
不妊治療で苦労しているあなたにも「ヨナ・ピノキオ時間」という時間が長い目でみたら生まれ変わるのに必要なので
神様が用意しているものなのかも知れません。
そして・・・あらためてこの絵を見てください。
「今は操り人形のピノキオ」が本当の人間の赤ちゃんになれますよう✝
時には絶望に近い思いをさせるくじらだけれど・・本当の優しさを知っているくじらのお話でした。

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