「PHOTOGRAPH51」悲劇のDNA科学者ロザリンド・フランクリン

 

私が最近 とても気に入っている絵です。 たくさんの顕微鏡とDNAの二重らせんが描かれています。

 

彼女の名前は、ロザリンド・フランクリン。

 

ユダヤ人であるイギリスの女性研究者(1920ー1958、享年38年、卵巣ガンの為死去)

DNAの話をする時に、彼女が隠れてしまっていると思ったので書いています。

 

 

 

DNAの二重らせん構造を、X線回析写真“フォトグラフ51”に収めたロザリンドでしたが、

同僚の男性学者たちに写真データを盗まれてしまい、。歴史に残る大発見をしておきながらノーベル賞を受賞することなく、38歳という若さで実験でたくさんのX線を浴びて卵巣ガンのため他界した、薄幸な彼女の物語。

 

DNA二重らせん構造は、1953年、分子模型を構築する手法を用いてジェームズ・ワトソンとフランシス・クリックによって提唱されて

いるのですがが、その同僚の男性学者(第三の男と呼ばれるモーリス・ウィルキンス)が盗み

X線解析写真である「フォトグラフ51」を2人の男性科学者に渡しました。

のちに、この2人がノーベル賞を受賞することなりました。 ロザリンドが亡くなって4年後のことでした。

 

彼女の偉業とさまざまなバッシングの雨の中で、汚名を着せられたユダヤ人の女性科学者の物語に共感する人も多く

2015年に、同じユダヤ人のニコール・キッドマンもロザリント・フランクリンの舞台を演じました。

 

これですね。 ニコール・キッドマンに適役でした。

 

 

 

 

2015年、ロンドンのウエストエンドで上演された舞台『Photograph 51』ではニコール・キッドマンがフランクリンを演じたのですが『Photograph 51』のなかで登場する“フォトグラフ51”とは、DNAの二重らせん構造発見において重要な鍵を握ったX線回折写真を意味するのですが

 

彼女が38歳でなくなって、その4年後にノーベル賞を受賞したした あの男性2人「ジェームズ・ワトソンとフランシス・クリック」

は、模型こそはつくったのですが・・一般の人たちが誤解している点が多いので、映画になったのです。

 

  

 

上の段の2人の研究者「フランシス・クリック」と「ジェームズ・ワトソン」の2人のDNAのモデルがあります。

 

下の中央があの写真「フォトグラフ51」

 

その写真をロザリンド・フランクリンの研究室から持ち出したのが、モーリス・ウィルキンス(左)です。

 

 

男性ふたりは、X線結晶構造解析を行ったと誤解されることも多いが、彼ら自身は構造解析を行っていないです。

 

彼らは、当時入手可能であった多くのデータをすべて満足させるモデルを構築することによって歴史に名を刻むこととなったのです。

 

  

 

 


 

その無念の悲劇の科学者の物語が「Photograph 51」です。

 

 

日本でも、2018の春に舞台化されました。


運動会の帰りの家族三世代がたくさんコンビニに

    

    いまして・・すこし嫌な思いをしたので書いてます。

 

    うちの田舎の運動会は、東京の運動会とは少し温度差があり、モラルの低下がいなめません。

    

    

 

    「○○は、やはり私にに似ているねぇ!」と店内中に聞こえる大声で、あるおじいちゃんが、

     その孫に言っていている場面に昨日、遭遇した私です。

 

    そのおじいちゃんは、バカデカイ声でわざと? 小学生の娘にDNAの話をしはじめたので、私の耳に自然に入ってきたので

    「えっ? それ違う」と思っても、口にしたらへんなおじさんになってしまうので私は黙っていました。

 

    私も運動会にいく子供に会って1日を過ごす秋の週末を過ごす同じ立場だったら、

    そのおじいさんの言葉には反応しなかったと思います。

 

    やはり、キツイですね。 幸せ家族3世代がうようよいる秋の運動会は・・ 鬼門です。

 

    そのおじいさんに「それは、ロザリンド・フランクリンだよ!」とか言えないですよね。お孫さんの前で。

    羨ましい気持ちが、今日のblogにぶつけている私でした。

 

    性格が歪んだついで書きますが・・  間違った認識をしてそのおじいさんに言いたかったのは

    隔世遺伝のことでした。  

 

    言えませんよね? その子供には悪気はなく、ただデリカシーが100%欠落している爺さんのせいのですから。

 

 

 


隔世遺伝

新たにその家族(いや 一家)に子供が生まれる時

 

祖父母のDNAがシャッフルされてランダムに受け継がれる現象をランダム・アソートメントといいます。

そのランダム・アソートメントによって精子や卵子の染色体の組み合わせが4パターンになるのは、

染色体が1セット2本しかない場合だけです。

 

実際には人間の染色体は1セット23本なので、2の23乗で838万8608種類もの精子や卵子ができる計算になります。

さらに、精子や卵子を作る際には、父母とは異なる染色体を生む、“組み換え”という現象も起こります。

 

実際は、その小学生の両親の遺伝子を飛び越して、隔世遺伝が行われるが、それが一世代前のおじいちゃんとおばあちゃんの

遺伝子とは限らないと・・本当は言いたかったです。

 

いやですね。ひがみというのはしつこくて。

つまり祖父方と祖母方の遺伝子が混じったご先祖さまの、今までにない新しい染色体ができることもあります。

 

だから、「あなたには、そのかわいい孫は似ていな」と言いたかったわけです。

 

【追伸】

 

私は、子供が大好きです。

たまにデリカシーも感じなく「公の場で見せつけるような幸せ家族を演じる爺さんと婆さん」はあまり好きではないです。