だいぶ春めいてきました。集中して
クライアントさんたちにメールの返信をしました。
中にはその人が理解出来るように、イラストレーター(ソフト)で絵を書いて画像にしてメールに貼り付けて
メールを作っています。「理解をする」ことと患者さんが、それを「ドクターに話す」ことはイコールではないです。
だから伝え方もしっかりと教えていますし、 ドクターの元にもっていくメモも具体的に教えています。
患者さんが、時間がないドクターと話す為には・・ダラダラ書いたA4用紙の質問だと読んでもらえません。
「エレベーター・トーク」でなければならない。
1Fから10Fまでのエレベータに乗っている間に、ポンポンと端的に話すトークでないと・・
聞く方(ドクター)も嫌になってしまいます。
さて・・私のメールや電話
メールのやり取りとかでも、クリニックの問診の話とかが8割、残りは雑談です。
この雑談というのは実は大きな意味を持っていたりします。
私のクライントさんたちは、スペシャリスト(職業的も、また趣味的にも)が多いですが
(御本人たちにとっては)なにげない話題でも、知らない私からみると雑談は楽しいです。
今日のテーマは「高齢でも、基礎力のある女性とは・・?
副題 :赤ちゃんの知恵熱があるように、未来のお母さんにも知恵熱がある。
基礎力には、
①カラダの基礎力と、
②ドクターとの会話の質的向上に結びつきやすい基礎力と二つあります。
この両者、一見すると関係性がないようにも思われるのですがリンクしているようです。
②が①を牽引するのでしょう。
もっと平たく言うと、体外受精の治療がくすぶっていた人が「先」を見渡せて余裕が出来ると
カラダ(体質)が変わってくるという話です。
脳科学の分野で言ったならば、そんなのは当たり前じゃないか?と言われるかも知れませんが・・
いかにに余裕がないと、カラダに異変が起こってくるかを示しています。
先日も②の部分ですごく驚いたケースが数件ありました。
今まで、なんとなく体外受精をしていた(でも結果が出なかった)高齢の女性・・
もっともうちの相談室には高齢の方しか来ません(笑)
私が実年齢で判断するのはなく、卵巣年齢(AMHじゃないですよ!!)つまり
薬の反応(半減率や、ホルモンへの転嫁)で判断するから高齢なんです。
初回の時は、(体外受精の知識において)全くの素人だった方が、初回で初めて会う前に
エクセルデータのやり取りをしたり、電話で何度も打ち合わせをしたりするステップを踏む
のですが、1週間後に初めてその方とお会いした時には別人になっている人がいました。
わかりやすく言うと、「それっぽい人」になっていました。
初回の時にとなりにいた精子出し専門の旦那さまは
「なんか会話が空中戦になっていて・・でも妻が喜んでるみたいで。」と言っていた位でした。
これが②の『ドクターとの会話の質的向上に結びつきやすい基礎力』です。
彼女が面白い表現をしていました。「知恵熱が出たんです。」と。
知恵熱(ちえねつ)とは生後半年から1年ぐらいの頃の乳児にみられる発熱であるのが本来の意味
ですが、今まで使っていなかった頭の使いすぎで知恵熱が出たと・・。
そうニコッと笑ってしました。
元々の基礎力がある方だから、わずか1週間で人が変わったように「それっぽい人」になっていました。
今までは生殖医療に無頓着だったのが、必要性にかられて知恵熱が出るくらい頭を回したのでしょう
元の意味「赤ちゃんの知恵熱」と同じですね。これから世界が変わってゆく時に出る熱。
生後半年から1年ぐらいの赤ちゃんはおすわり、はいはいなど赤ちゃんの行動範囲が広がり、
感情表現も豊かになるときに出る発熱が「赤ちゃんの知恵熱」です。

「赤ちゃんの知恵熱」を一言で言ったら、赤ちゃんの雄叫びです。
「これから私の人生が変わるぞぉ! ママみてくれ!僕はおすわりが出来て、はいはいも出来た」
「寝かせられて、天井ばかりみている生活とおさらばなんだ!」

プレママでもそうです。
今までなんだかよくわからなくて、失敗していたのが偉大なる第一歩のステップを踏んで
短期間で、それっぽくなっているのですから。
そして、こういう女性が身につけた「自信」はカラダ(体質と数値)に出てくる。
通常ならばもっと時間がかかっていいのが、 短期間で出たから驚いて私もこうして書いている訳です。
赤ちゃんがハイハイをして、移動範囲がかなり広くなって嬉しくて「雄叫び」をあげるように
こういう風に「基礎力のある女性」は、私の経験上 体外受精で結果を出すのが早いです。
たぶん、このブログを読んでくれている私の患者さん(成功した方)もいると思いますが
あなたも、ある分野(趣味も仕事も)のスペシャリストであったから、
もともと「基礎力がある女性」でした。
今 お腹にいる子が、生まれて・・半年後にハイハイ直前のあなたの赤ちゃんが
動けなくて天井をみている時に、その赤ちゃんを励ましてあげてください。
「あとちょっと、世界が豹変するぞぉ!もう天井ばかり見てなくていいぞぉ」と。
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