また未熟卵!炎症不足?


◆未熟卵から成熟しない。成熟卵だけど分割が止まる

ー 卵子の成熟で都合の悪い事実 ー


卵子の成熟って・・?

 

    卵子は成熟卵(MⅡ)にならないと顕微でもフリカケも出来ないです。

 

    卵子は 超未熟卵(GV)⇒ 少し未熟卵(MⅠ)⇒ 成熟卵(MⅡ)と成長しますが

 

    その先にある卵は一番大事なのにあまり目立たない。

 

 

    Q:成熟卵の先にあるものって・・・どんな卵だと思いますか?!

 

 

   A: 答えは、 「過熟卵」です。

 

  Q:刺激が強いと「過熟卵」になりますか?

 

   A: そんなに簡単なものでもないです。

 

     そしたら、刺激が弱いとみんな「未熟卵」になってしまう。

 

   ここにクリニック選びの難しさが出てきます。

 

 

 

    

Q:お店で出てくる美味い           「羽根つきのカリカリの餃子」を家で焼けますか?

  

 

     肉汁がジュワ~っとジューシーで且つ、カリカリしていて

 

     おまけに羽根までついている餃子です。

 

 

  A:火加減と水加減の微妙なバランスってありますよね。

 

     排卵誘発は、それに似ています。

 

                         お店の餃子ならば、材料が同じだけど・・

  

                         排卵誘発では、人それぞれ違う。

 

                         おまけに同じ人でも、生理周期によって差があり読めない人もいる。

 

                                                                                         フライパンに入れた時に同じ「生の餃子はない」ということです。

 

 

 

                         


卵子の成熟も「羽つきカリカリ餃子」も基本は同じ

 

 

卵子の成熟度は、

炎症(アクセル)と抗炎症(ブレーキ)で決まります。

 

まるでフライパンで焼餃子を作るように・・

「火力」と「さし水」のタイミングと量で決まるという事です。

 

主婦の皆様は、

 

1)餃子をカラっと焼き上げる人もいれば    〈炎症良好〉

 

2)真っ黒焦げの餃子を作る人もいます。     〈過炎症

 

3)すべてが足りなくて中身が「生」の餃子も。 〈炎症不足〉

                        

 

ART(体外受精)の排卵誘発も、餃子の焼き方と同じ感じ。

 

どちらも、シンプルが故に、微調整の難しさは正直あります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q:刺激が足りないから、すべて未熟卵になるの?

 

  A:未熟卵だから、すべてが「炎症不足」という訳ではありません。

 

    例をあげると・・

    PCOの人などでは、刺激が強すぎて・・つまり「炎症」させすぎても卵子は、成熟しないままGVに留まったりします。

 

    つまり、「過炎症」経由のGVとなります。刺激を弱めると今度はE2がついていかないというジレンマに落ちます。

 

 

    このように未熟卵だから、すべてが「炎症不足」という訳ではありません。   ここを勘違いしない下さい。

    だから、カリカリの餃子を焼くのと同じ位難しい訳です。

 

    【PCOの誘発の難しさ】

 

    具体的には・・

    これなどはD3~D12での誘発は強すぎると卵胞は反応せずにE2はあがらない。

 

    D12のトリガーではhCG注射でも強すぎたら卵胞の中が「過炎症」になる。

    そこまでE2を引っ張ってくる間に、ひっぱりすぎると

    今度は、ブセレキュアやスプレキュアのマイルドトリガーでさえOHSSになってしまうリスクもある。

 

    これが難易度の高いPCOの方の誘発方法のセッティング。