今日のテーマは、❶凍結が出来なかった方や、 ❷転院希望の方が初診に出すsummary(概略)を書くPOINTを3つ説明します。キーワードは、今までの自分の治療での「センターピン」をみつけること。【ART(体外)における・・センターピン理論とは】 ボウリングにたとえれば、ストライクを取るためにはセンターピン、つまり一番手前にある真ん中のピンを外してはいけない。センターピンに当ててこそ、ストライクが取れるのです。
これは「センターピン理論」と呼ばれていいます。特に ART(体外)では周期によって ホルモンの反応が違うつまり、FSHやLHの傾斜が違うのでそれぞれのclinic独特の誘発方法、移植protocolで センターピンがずれる周期もあると思います。センターピン理論をしっかりと ARTに持ち込むためのコツは それに縛られないということも大事です。傾斜が違うから 仮のセンターピンにボーリングのボールを当てにいくときには、臨機応変に。
皆様が お元気で新年をお迎えられたことを心からお慶び申し上げます。また昨年中は格別のご厚情にあずかり心より御礼申し上げます。
富士山のPOWERを込めて。
去年 また準備段階であった皆様の夢が今年 しっかり 足をつけてかないますように、お祈り申し上げます。 | 銀座PIOART相談室 |
PIOARTでは、たくさんの方たちの誘発と移植をモニタリングをさせて頂いています。 そうすると・・ 色々なモノが見えてくるので クライアントさんたちには それを伝えています。 体外受精の成功というのは・・・ダムの水位が増してきて 壁の向こう側(下流域側)から そのダムの放流の扉を待つようなものです。...
今回のテーマは 「体外受精で採卵20回以上の世界・・正常胚獲得の為の・・勝利の方程式」 さて・・当社のメンバーさまで Conferenceを受けている方は、なんとなく自分の排卵クセを掴んでいるとと思います。 「排卵のクセ」って具体的にはなんでしょうか? 私とのメールで数値の話をやりとりしている方は、私が例にあげる「例え話」を...
「偉人がシェフのレストラン=クセのあるカリスマ医のいるクリニック」です。クリニックから「お前はもう来るな!」と三行半を激怒の中で叩き釣れられたにも関わらず・・
体外受精46歳で出産した方の稀有なクリニック物語。偉人がシェフのレストランは、クセのあるカリスマ医のいるクリニックに似ています。万人の口に合う料理はないです。 そして 料理を食べる方もいつでもその料理が口にあうとは限らない。
クリニックも同じですね。この方は医師の人間性に腹を立てたけど・その医師の出す料理には頭を下げた。それが46歳初産の成功の秘訣でした。旦那の様の協力が、裏目に出たという奇想天外な物語です。
赤ちゃんの「知恵熱」があるように、プレママにも「知恵熱」がある。
これからから何か大きな変化がある時に、赤ちゃんだったら半年あたりからおすわりができたり、ハイハイができるようになる時に、出す熱が知恵熱。 今まで天井しか見れなかった過去から、周りの景色が水平に見えたり、移動できるようになるのは天変地異です。同じように体外受精でも、今までなんだかよくわからないまま進めていたのに、自分の置かれているところや状況がわかり、さらに先を見渡せるようになると・・プレママだからこそ「知恵熱」も出ます。これから起こる劇的な変化の前には、熱もでます。嬉しい熱です。
糖質制限を過剰にされている方、採卵にてE2が上がらない方やFSHが高い方、AMHが低い方へ。現在の分子栄養学などでは、糖質管理と脂質管理を区別せずに「エネルギー管理」という言葉で括っていおります。
脂質つまりコレステロールが大事です。糖代謝や脂質代謝をあまり区別して考えません。過剰な糖は脂肪に転換されます。ホルモンの代謝とダイレクトに関係してくる為にコレステロールから性ホルモン(E2やテストステロンそしてP4)産生のメカニズムをわかりやすく説明しています。
排卵には二つの顔があります。①卵胞の成長×卵子の成熟 ②炎症作用(プロスタグランディンとコルチゾールのツー・タッグによる適度な炎症)
この2面性が必要です。治療中の方は、①の面ばかりをみており、②をあまり意識していません。つまりLHと炎症作用がないと排卵はしません。炎症作用はOHSSや空胞、そして変性卵の理由を知る為には必要です。生理痛も炎症作用のプロスタグランディンが原因。それに対して抗炎症作用で「炎症」を抑えるのがコルチゾール。 両者にはメリットもあれば、デメリットもあります。それを説明します。前者はPG産生過程において、「活性酸素」を産出し、後者は「血糖値」を上昇させてしまう弱点もあるのですが、人が生きる為に必要だからこの世に存在しています。
高温期11日目とかBT5あたりになるとそわそわしてくる人が多いと思います。βーhCGがしっかりと出てくる頃だし・・少しフライングをしようかな?と思ったり・・基礎体温を取っている人にとっては・・高温期で体温がドンとM字ので落ちたりすると気になってしかたなくなります。黄体補充の薬の特性や、P4(黄体ホルモン、別名:妊娠ホルモン)の特性を知ることも大事になります。ルトラールは太り脂肪細胞にいく分、体温をあげて高温期も他の内服薬に比べて、ぐっと高温期はのびます。また、座薬でもルティナス・ウトロゲスタン・ルテウム・ワンクリノン膣用ゲルなどもそれぞれが特徴があります。すべて着床時の子宮内膜の条件を満たすようにサポートしてます。条件はどんな条件があるのでしょうか?説明しています。★体外受精を成功させる為には
「排卵」の二つの顔を知ること。片手落ちが多すぎるから・・1)卵胞の成長と卵子の成熟 2)炎症作用
(2)の部分が・・採卵と移植のブリッジになります。